●作業前に
アルミ缶を切る工作となります。
切ったアルミ缶の切り口や使用する道具は鋭いので、手や指などを切らないように、十分に注意しましょう。
もし安全にまたキレイに作ることができない方は、保護者の方に手伝ってもらうか、代わりに作ってもらいましょう。
■アルミ缶の準備
用意したアルミ缶をハサミで切り広げます。
・フタ側のすぐ下あたりにハサミの先を押し付け穴を開けます。その穴にハサミを入れフタ側を切り取ってください。
・切り離せたら、次は縦に切り込みを入れていき、底側も同じように切り取ります。
※アルミ缶を切り出すと、切り口がささくれたり切れ端が出て怪我をする恐れがあるので、ハサミで切り取りアルミ板をきれいにしましょう。
・アルミ板はそのままだと丸まっているので、木材など使い馴染ませ平たくします。
■型紙で切り抜く
・パッケージ(裏側)にプリントされているルアー型紙3種類(右ボディ・真ん中ボディ・左ボディ)を線に沿って切り取ります。
・アルミ板に型紙を合わせ、マジックを使い線を描きます。
※アルミ缶によってはマジックが弾いてしまい、線が描けない場合があります。
・アルミ板に描いた線に沿って、ボディ3種類をハサミで切り取ります。
■貼り合わせ
貼り合わせには瞬間接着剤もしくはエポキシ系接着剤をご使用ください。
瞬間接着剤を使用し皮膚についた場合、無理やり剥がそうとすると皮膚が剥がれたりするので、必ず素手で触らないこと、また勢いよく容器から押し出さないように気を付けましょう。
必ず瞬間接着剤の説明書をよく読んでから使いましょう。
・アルミ板から切り抜いた右ボディのフラップ3ヵ所を90度に折り曲げ、真ん中ボディを右ボディに合わせ接着します。
※フラップを90度に折ることで真ん中ボディの位置を合わせ易くなります。
※瞬間接着剤を付け過ぎると隙間から溢れ出し手指に付くので注意!
右ボディと真ん中ボディが接着し終わったら、90度に曲げたフラップを真ん中ボディを挟むように折り畳み接着しましょう。
左ボディも同じ要領で、右ボディと真ん中ボディと貼り合わせたボディと貼り合わせてください。
※ボディやフラップを接着するときは、ペンチを使うとキレイにできます。
※エポキシ系接着剤の場合、固着に時間がかかる時は、洗濯ばさみで乾燥するまで置いておきましょう。
・ルアー型紙を合わせて、穴を開ける位置をポンチで印を付けます。
※ポンチがなければ先の堅いモノで押しあててください。
●穴を開ける前にチェック!!!
ウェイトを接着前に仮合わせをして穴位置を確認。
※ウェイトを合わせたときにフラップ2番の穴がウェイトに隠れるときは、穴位置を隠れない位置に印を入れ直しましょう。
・印をした“穴あけ位置”に、フックやスナップを取り付ける穴をドリルで開けます。
※穴サイズは2mm。
1.5mmでも可能ですが、フックやスナップを取り付けにくくなります。
※3枚のボディと折り曲げたフラップを貼り合わせてから穴を開けることで、穴のズレがなくなります。
・貼り合わせたボディを挟むように付属するオモリを接着します。
※ウェイト後端あたりにボディが来るように位置を合わせて貼り付けましょう。
※ウェイトは接着剤で固定されます。
接着力が弱いと使用中に外れてしまうので、ペンチなど使い強く止めましょう。
その際、ペンチの跡がつかないように、布などを当ててください。
完成後に隙間に接着剤を流し込んでも強く接着ができます。
また使用中や使用後に接着剤が剥がれたりする場合は、接着剤を使い補修することで長く使えます。
■整面
接着が終われば、ボディのはみ出しやささくれなどを、ヤスリやハサミでキレイに整えましょう。
■塗装
マジックや塗料で好きなカラーに塗りましょう!
もちろん切り抜いたアルミ缶の色を生かしてもOK。
カラーリングが終わったら、オモリにモールドされている目のくぼみに接着剤を付け、付属する目を貼り付けけてください。
■組み立て
穴をあけた箇所にスナップとフック2つを取り付けます。
※針先は尖がっているので怪我をしないように注意!
ペンチを使い取り付けましょう。
フラップ1番(背中側)には、糸を結ぶスナップを取り付けます。
フラップ2番(腹側)と3番(尻側)にはダブルフックを取り付け完成。
自分の好きなカタチも作って、どんな魚が釣れるか釣り比べてみよう!!!