同船釣行/上杉剛史 2020

2020年度同船釣行は「相模湖のことはオレ以外が語るな!」と豪語するデプスフィールドスタッフの上杉剛史。
迎えるゲストは神奈川県在住ながらも初の相模湖釣行となる金澤さん。しかも人生初となるボートフィッシング!!!

初めて尽くしとなる今回の釣行。
期待と不安が良い具合に入り混じりスタートです!


朝一にシャローで何度かチェイスがあるものの、バイトには至らず・・・。
でも「こんなにチェイスがあるなら釣れるのも時間の問題でしょう!」と楽勝ムードの船上。

この時は相模湖の癒される自然風景や初めてのボートフィッシングの高揚感に、楽しさ溢れる笑顔の二人。
そうこの時までは・・・。

日が昇るにつれチェイスも笑顔もなくなり、うつむき加減の二人。
徐々に弱気な発言がポロポロ出てくる上杉剛史。


~~~「上杉剛史の弱気発言」のデプススタッフの心のつぶやき~~~

上杉剛史「3日前はいっぱい魚見えたのになぁ」
スタッフ「今日の朝一も結構見えてましたよね・・・」

上杉剛史「6月でこんなに減水してる相模湖は初めてですよ~。ポイントがむき出しになって叩かれ過ぎてるんだよなぁ」
スタッフ「あなたもポイント叩いてる一人ですよ。6月何回も相模湖で釣りしてましたよね?音楽関係のお知り合いと一緒に出て釣ってましたよね?」

上杉剛史 「周りもほとんど釣れてないですもんね~」
スタッフ「さっき釣ってた人見ましたよね?3人ほど」

・・・・


それでも諦めず集中してアタリを待つ二人。

朝5時に出船した釣行も気がつけば16時ごろ。いつの間にか蛍の光を口ずさんでいたその時!!

「キタッ!!!」

金澤さんの短く鋭い声が淀んだ空気を切り裂く!
魚影が見えた瞬間に「よっしゃー!!!」と叫びながらランディングネットを準備する上杉剛史!
と同時に「あ”あ”~」と切り裂いた空気を再び淀みに戻すかのような、金澤さんの残念ボイス・・・

自分がバラした以上のショックを受け、茫然と逃がした魚を探す物憂げな上杉剛史。

約12時間の沈黙を破るバイトからのフックオフ。
さすがにこの状況で写真撮れず・・・。

この1本がどれだけ価値があるかは容易に理解できる状況だけに、しばらくは立ち直れないダメージをくらってしまった・・・と思いきや「はは、バレちゃいましたね」と、すぐにキャストを再開する金澤さん。
この人はおそらく本田圭佑なみのメンタルモンスターなのかもしれないと思うデプススタッフ。

本来ならば14時ごろ帰着予定だったが、釣果が出ないため延長戦突入。
17時半ごろ、一旦陸に上がっていたデプススタッフに届いた吉報。

粘りに粘ったが、あれ以降も釣果を出せずラスト1投での釣果。
これぞドラマ魚。
サカマタシャッド4inchが、良い仕事をしてくれたようです。

たった1本の釣果。記録級とも言えないサイズ。
それでも生涯忘れることのないであろう、痺れる1本に出会ったのは間違いないだろう。


金澤さん、お疲れ様でした!
上杉剛史くん、 ということで相模湖のことは他の人に聞きます!(笑)


●金澤さんからのコメント

先日は誠にありがとうございました。とても良い思い出となりました。
上杉プロやデプススタッフ様のご尽力のおかげで、何とか一尾釣り上げる事が出来たので、本当に安堵しております。

4月に当選のご連絡頂いてからワクワクする気持ち一杯で、首を長くして当日を迎えました。
陸っぱりの経験しか無い私は、ボートでの釣りという物が全く解っていない為、この同船釣行を機に色々とご指導頂き、これからのフィッシングプランにボート釣行を拡充出来たらと思っての応募なので、道具立てや用意する物など全くの素人でしたが「どんな物でも持ってきてください!また持っていない物は無理に揃えなくて良い」との一言がとても嬉しかったです。

ボートに乗る事さえ初めての私に、丁寧に足の置く位置などの説明をして下さり、安心してボートに乗る事が出来ました。
どんな釣りが得意か聞かれ殆ど一人で釣りに行く私は、あんまり得意な物は無い為、最近よくやっている釣りを説明すると、まずはそれをやりましょう!と、デプス同船釣行なのに他社製品でもOKと粋な計らいで、いつもの様に竿を振る事が出来ました。

何度かルアーを追いかけてくるバスを目撃するも、食いきらない状況に悶々とした時間が続きましたが、お二人がずっと何かしらの話題を振って下さり、終始和やかな時間を過ごす事が出来ました。
その中でも某プロの裏話や、ルアーやロッド開発の話など普段では聞けない事をたくさん聞けたのはありがたかったです。

サカマタシャッド4inchにリグを変え、どうにか出た待望のバイトも、まさかのフックオフに3人とも意気消沈。
1匹の魚に大の大人がこんなにも一喜一憂できることが、とても素晴らしい趣味だとあらためて感じることができました。

このまま終わるのかと思い始めた帰着間際にきた待望の1匹。
上杉プロとのグータッチをした時、1日だけとはいえデプスファミリーの一員になれたかのような気持ちになりました。
小さいサイズでしたが、こんなにも価値のある一匹を釣ったのは過去にも先にもきっともう無いと思います。最高の思い出となりました!

上杉プロ、デプススタッフ様の気遣いと心の暖かさにとても感謝しています。とにかく私は最高な一日を過ごす事が出来ました。
まだ今回の経験だけでは一人でのボート釣行には少し不安を覚えますが、きっかけとしては充分過ぎるほどのインパクトを受けましたので、これから少しずつボートフィッシングに挑戦していきたいと思います。

上杉プロ、デプススタッフ様、デプススタッフの皆様。コロナ渦という中でも開催していただき、本当に貴重な体験をありがとうございました。