“マッツン”ことMBLOW松下雅幸がマッドボールを片手に挑んだのは、関東の広大な水郷フィールド・6月の利根川水系オカッパリ。

タフなイメージが先行するものの、エキスパートアングラーからは根強い人気がある利根川水系。その人気の秘密は1匹のバスにたどり着くまでの、難易度の高さ。

複雑に絡み合う流入河川を含めたフィールド分析だけでなく、タックル選択など全てのファクターがマッチしたとき、ようやく釣果としての結果が現れる。その難易度に対して松下は、自ら開発したマッドボールに自信をうかがわせる。
 





   
延々と続く広大なフィールドは利根川本流だけで全長約130km、支流を合わせると無限の広さ。しかも護岸・杭などのストラクチャーや、水深・底質の変化が多過ぎて、ポイントの絞り込みが難しい。   水面にはボラの稚魚が波紋を引いて泳ぐ。ときどきバスに追われているのを見かけると、松下はトップウォーターのフォローを入れるようにマッドボールのジグヘッドワッキーで反応を見ていた。   松下が一番気に掛けていたのが川の流れ。流れを生む水門は、水位調整用の大きなものから、農業用水の小さな流れ込みまで多種多様。水が流れるタイミングで、フィールドは一気に生命感に溢れる。


   
水門を狙う際のメソッドとして、水の流入がない場合、松下は川の流れが巻く奥まった部分を狙っていた。   水門からの流れ込みがある場合は、川の流れとよれる出口付近を狙っていた。バスの着き場の変化を予想する。   川の状況は激変しやすい。前夜の雷雨により激流に変わってしまい、本来の好ポイントも釣りにならなかった。


「マッドボールはあんまり他にない(ボディの)形をしているせいか、バスの反応が違うんですよ。それに、ひとまわりデカいのが喰ってくるんです!」と利根川水系の印象について語っていた松下。この日の前日、ウェブメンバー同船釣行で松下のマッドボールに40UPがヒット!実力の片鱗を見せたものの、残念ながらバラシてしまった…。今日は同じ失敗を避けたいところ。さて結果やいかに?
 





テールの複合波動はベイトフィッシュが一瞬で逃げる際に出すようなブルブルッとした動きを出すことも可能。下の映像で釣れたバスは、根掛かりを外した直後にバイトしているので、注目してほしい。    





この日は一度ミスした場所で再度喰わせることに成功、さらに45UPバスからも反応を得て、短時間に3バイト1フィッシュ。マッドボールのポテンシャルの高さを感じてもらうことができただろう。







マッドボール 2009年4月デビュー  琵琶湖&長良川ガイドほか、米FLWや利根川TBCなどトーナメントシーンで厳しい釣りを続けてきた松下雅幸が、絶対の自信をもって送り出したニューソフトベイト。


マッドボールのメインコンセプトは、ポーズ時の動きにある。テキサスリグやネコリグのボトムバンピングによりエリアサーチを行い、ウィードなどストラクチャーにコンタクトした際には、ボディが倒れ込むまでの約5〜10秒をテンションフリーにしてじっくり待つ。
このとき、水の抵抗を受けてフラフラと動くシャッドテール+ボールの複合波動が強力にバスを誘う。さらにシャッドテールとボールが時間差で倒れ込む、クネクネとした絶妙なアクションを生み出す。
 


マッドボールのもう一つの大きな特徴はドライブワッキー。ワッキーリグをスピナーベイトやテキサススイミングの感覚でリトリーブする新発想リグ。ボトムでステイさせれば通常のワッキーリグとしても機能、早めの広域サーチだけでなくじっくりとしたピンスポット攻略までこなす多機能リグである。シンカーのウェイトを変えたりスカートを取り外すことで自由にカスタマイズ可能。  



  すでにロクマル報告も多数寄せられているマッドボール。松下はジグヘッドワッキーをメインリグに、この日の釣りを展開した。フォール時にはシャッドテールとボールがプルプルとバイブする、松下おすすめリグのひとつである。

< マッドボールのジグヘッドワッキー >
・ペンデュラムジグヘッド
・熱収縮チューブ8mmφ 3mmカット


ジグヘッドワッキーのメリットはスローフォールでバスに長く見せられる点。利根川水系のようなステイン〜マディな水質では細身の7inchロングボディがアピール力を発揮する。
さらにフォール中は、ストレートワームにはマネのできないシャッドテール+ボールの複合波動でアピールし、ウネウネとした動きがバイトを誘う。

利根川水系での使用ラインはフロロ4lb
   
 



松下が利根川でセレクトするカラー。カラーラインナップはどれもおすすめとのことだが、基本はウォーターメロンやグリーパンプキンをメインに、アピールがほしいときはラメ入りカラーも試していた。

     
01ウx−ターメロン   02ウォーターメロンシード   30ウォーターメロン/レッドフレーク   68ウォーターメロンシード
/シルバーフレーク
             
     
73日焼けウォーターメロン   12グリーンパンプキン   65グリーンパンプキン
/レッドフレーク
  71グリーンパンプキン
/ブルーフレーク



最近はライトキャロによる利根川攻略でも40UP連発の好評を得ているというマッドボール(2009.7.3M-BLOWブログより)。いろいろなリグや釣り方で、まだまだ実績を高めていくだろう。今後も注目である。