その外見とアクションから、水生適応をとげた唯一のモグラの名がつけられた “DESMAN(デスマン)” 。

ここでは、発案からイメージ通りのアクションに至るまでの、過程を振り返ってみたい。

 

 

  試行錯誤を繰り返す日々の中、スタッフがハイサイダーのジョイントを2節目で切り離し、ブレードをつけて泳がせていたところ、いろいろなルアーのボディにブレードをつけてアクションを見てみようということになった。

 

 

様々なボディ形状やブレードセッティングでテストを繰り返すも、理想のレスポンスを得られずあえなくボツになったモデルたち。ウィングを取り去ったカクルボディや、体高があるもの、ベリーがフラットなモデルなど、形状はさまざま。

 

 

右下の写真は、ハイサイダーのヘッドのコアだけを使った試作品。カッターでひたすら削り、ブレードアクションとのバランスをとった。

 

そしてウェイト調整を行い出来上がったプロトは、変則的な動きをタダ巻きで繰り出す、デスマン・アクションの原形を見せてくれたのである。面白い動きを見せたこのプロトを元に、チューンアップが行われていく。

 

 

 

ボディ形状は円筒形に。ブレードをつなぐヒートンは、できるだけ腹側に刺すほうがアクションが良いことがわかったが、ときどきフックとブレードが絡んでしまう。下の写真は1mmφステンレスワイヤーを使って試した、ヒートンが長いモデル。

フックがボディに刺さってしまうトラブルも発生していたため、フックの暴れを抑えるようボディに深く埋めていたが、フッキング率が低下してしまいNG。また、大きな変化として、“顔”がボディ側面から消えた。

 

 

そしてたどりついた形が下の写真。
横アイと絞り込まれたヘッド形状の相乗効果で、水面直下を安定して泳ぐようになった。ツンのめるようなボディのヒラ打ちを起こす連続アクションも、レスポンスがよくなった。

このあたりで顔のモールドがボディ上面に作られることが決まる。ヒートンはやや短いものになった。サイレントキラーからの流用パーツなのでネジが切られているのがわかる。フックがボディに刺さるトラブルは、小径のカップでは改善できなかったため、カップサイズをいくつか試すこととなる。

 

 

 

フック部分は最終的に大きいカップサイズに変更してST-36#4フックの暴れを抑え、トラブルレスに仕上がりました。

ブレードは、トルクフルなバイブアクションと、派手なノッキングアクションとを両立させるコロラドブレード#5を採用。

 

ボディは円筒形。ボディエンドはバーチカルにカットされ、大胆なヒラ打ちを見せてくれると同時に、ブレードを大きく振って暴れさせます。

1.6mmφ長軸ヒートンによって、フックとブレードが絡むトラブルを回避しました。さらに、重すぎないリアバランスが、アクションにベストなキレを生み出しています。

 

 

 

削り込んだヘッドと上向きのアイ角度が、水面直下を安定して泳ぎ、“ダイブするかと思いきや→水面でヒラ打ちする”という、デスマン独自の連続アクションをより確実なものにしています。

 

デリバリーカラーはアピール力の高いマットブラックボディに視認性の高いクラックル・オレンジバックに決定。

 

 

 

 

 

デスマンのスイミングムービー 

 

 

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